「A級戦犯」分祀論を糺す

この度の自民党総裁選挙において、林芳正氏がフジテレビ番組で「A級戦犯」分祀を主張したことが報じられたが、これこそ政治家失格の言説と断ぜざるを得ない。かかる言説こそ靖国神社に尊崇の念無く、亦英霊に対し感謝の気持が全く存しない極めて無機的な発言である。抑も林氏が今日の様々な活動を行ひ得てゐるのは偏に先の大戦で散華した数多の英霊たちの御蔭である事を深く胸に刻むべきである。況や所謂「A級戦犯」なるものは、国際法違反の勝者が敗者に対しての報復劇であることは法理上受け入れられてをり、かつて国会においても公務死と認定されてゐる。更に神社に奉祀されてゐる御祭神を、政治家が分祀云々と事々しく云為するのは政教分離違反である。それを全く弁へない林氏は即刻辞職すべきであると強く勧告する次第である。

令和七年十月五日

維新政党・新風

Author: shimpu_01