長年にわたり諸々の国民運動の表方・
逝去については当夜、畏友からの緊急電話で知るところとなり、
翌々日、畏友に誘はれ夫人の了解・同席のもと、遺体に接した。
彼の諸活動の根幹にあるものは尊皇愛国の志と断じてよからう。
さうした諸活動への関はりは大学生時代に始まり、保守派・
彼の尊皇愛国の諸活動の中で筆者が特に重視してきた事柄が二つあ
一つは皇統男系護持の立場を貫いたことである。
もう一つは、維新政党新風の綱領や基本政策に彼が強く共感、
彼とは公私にわたつて密接な関係を維持してきた。
彼は志半ばに斃れたと言へなくもないが、
悔いはあるまい。心を込めて冥福を祈るばかりである。
中村信一郎