ロシアのウクライナ侵略に対してウクライナ大統領及び国軍の果敢なる抵抗に賛辞を呈したい。戦争が外交の延長であることを歴然と示したこの侵略は、バイデン米国大統領他が当初からロシアの軍事的威圧に対して、軍事的対抗は行はない旨を何度も表明してをり、最初から足許を見透かされた外交交渉の失敗である。経済制裁も強固な侵略的国家意志の前には劣勢である。
“平和憲法”を押し頂く戦後日本にとつて貴重な教訓ではないか。国際社会の現実は、未だ軍事力の行使に対して口先外交では有効な対抗策とならないことを如実に示してゐる。話し合ひの外交努力をオウム返しにするわが国の政界や世論は、軍事力を前提としない外交が如何に無力であるかを中共の軍事的恫喝に対しても直視しなければならない。
令和四年二月二十八日
維新政党・新風